かなちゃん号(二代目)、カナちゃん号(初代)のスペシャル塗装が施されたバスの車両一覧です。
こちらでは型式や登録番号といった基本データから、動きのある車について解説しています。
かなちゃん号−車両一覧
2019年11月19日
かなちゃん号  カナちゃん号
☆2019/11/19…かなちゃん号が全廃となりました。 ☆2006/3/27…かなちゃん号は全車がLED化されました。 ※掲載データの無断転載はご遠慮下さい。


かなちゃん号 教習車
社番 メーカー・型式 登録番号 新製 廃車 車体 備考
  三菱KL-MP35JM 横浜200か4192 2001.12.7 19.11 MBM 舞岡 15.10教習車1→8へ改番 15.3転入 元つ39→つ039(05.4.16) 社番・LED撤去
福島交通(20.3-郡山210あ7116)へ
  横浜200か847 2001.12 19.11 舞岡 15.10教習車3→9へ改番 15.9転入 元よ128 LED撤去
  横浜200か848 2001.12 19.3 舞岡 15.10教習車2→10へ改番 かなちゃん号 ワンステップ 15.8社番・LED撤去
元お137→お0137(07.5)
と教1 横浜200か850 2001.12 19.3 教習車 15.7改番 元と79→と190(15.3) LED撤去
ふ教1 湘南200か319 2001.12.6 19.3 教習車 15.9改番 元ふ36→ふ036(05.4) LED撤去
福島交通(20.1.16-郡山210あ7097)へ
ち教1 湘南200か320 2001.12.6 19.3 教習車 15.9改番 元ち68 LED撤去
ひ教1 湘南200は265 2001.12.6 19.3 教習車 15.4転入 元ひ41→ひ186(14.10)→い81(15.4) LED撤去
は教1 湘南200か323 2001.12 19.3 教習車 16.1改番 元は87→は087(08.2) LED撤去
教7 湘南200か322 2001.12.6 19.3 伊勢原教習車 16.3改番 元い53 02.5LED
相模200か327 2001.12.7 19.3 厚木教習車(あ教1) 15.8改番 元あ71 LED撤去
つ教1 相模200か330 2001.12 19.3 教習車 16.1転入 元や64 LED撤去
さ教1 相模200か329 2001.12 19.3 教習車 15.8改番 元さ40 LED撤去
ま教1 多摩200か324 2001.12.7 19.3 15.8教習車社番貼付 15.3社番数字・LED撤去 元ま109
福島交通(20.3-郡山210あ7113)へ
せ教1 相模200か331 2001.12 19.3 15.8教習車社番貼付 LED撤去 15.7運用離脱・社番撤去 元せ79
  八王子200か340 2001.12 19.3 多摩教習車(た教1(社番シール無し)) 15.3社番・LED撤去 元た82

かなちゃん号
・新かなちゃん号は2001年12月に15台が投入されたワンステップ車です。二代目に当たる車で、オリジナルイラストが車体に描かれ、車内座席シートも可愛らしいイラスト入りです。
・2001年12月8日には、平塚営業所田村車庫において新かなちゃん号誕生イベントも実施され、先代カナちゃん号「は87」号との並びも見られるなど見ごたえのあるイベントも開催されました。
・現在も活躍が続きますが、2002年5月に「ひ41」、「い53」号車がLED表示化改造が実施され、その後も少しずつLED化の動きが見られます。
・2005年4月16日付で藤沢・津久井車は神奈交バスへ管理委託されるようになりました。
・2015年3月より運用を離脱し教習車になる車が相次ぎ、2016年3月14日に「い53」が最後の運用を終えています。そして全車が教習車へと用途変更されました。
・2019年3月10日、伊勢原の「教7」で初めての廃車を確認。一気にその数も半減へ。
・2019年11月19日、最後のかなちゃん号となっていた舞岡の教習車9引退により、かなちゃん号が全廃となりました。
・その後は福島交通へ移籍した3台のみが健在、ほかは全車解体されています。



カナちゃん号
社番 メーカー・型式 登録番号 廃車 備考
よ112 三菱P-MP218N 横浜22か5895 01.7 チューリップ付
よ113 横浜22か5896 97.9 横須賀基地へ!?
お62 横浜22か5897 97.9 海外へ
お63 横浜22か5898 01.7  
と117 横浜22か5899 97.9 熊本電鉄へ(熊本22か3196)
と118 横浜22か5900 01.7 まゆ毛付
ふ41 相模22か3296 97.9 海外へ
せ23 相模22か3297 97.9 88年藤沢から転属、元ふ118
熊本電鉄(熊本22か3197)へ
あ151 相模22か3298 97.9 熊本電鉄(熊本22か3198)へ
あ152 相模22か3299 01.7  
あ153 相模22か3300 01.7 ミャンマーへ
ち66 三菱P-MP218M 相模22か3303 97.9 広島電鉄(広島22く4305)へ
ひ132 相模22か3304 97.9 広島電鉄(広島22く4304)へ
ひ133 相模22か3305 00.10  
い77 相模22か3306 97.9 広島電鉄(広島22く4317)へ
は87 相模22か3307 01.12 2001.10〜12綾瀬へ貸出(せ56)
は88 相模22か3308 97.9 東野交通(栃木22う1104)へ
つ66 相模22か3309 97.9 広島電鉄(広島22く4312)へ
さ161 相模22か3310 97.9 広島電鉄(広島22く4315)へ
さ162 相模22か3311 00.11  
さ163 相模22か3312 00.11  
や71 相模22か3313 01.7  
や72 相模22か3314 01.7  
や73 相模22か3315 97.9 沖縄バス(沖縄200か61)へ
ま106 多摩22か3399 00.11  
ま105 多摩22か3400 97.9 広島電鉄(広島22く4314)へ

カナちゃん号
・カナちゃん号は1987年3月に26台が投入された「走るチビッ子ギャラリーバス」です。白のボディに動物や風船のイラストが入った車体を持ち、2001年12月まで活躍しました。車内は沿線の小学生達が描いた絵画が展示されていました。その後は二代目となるかなちゃん号に活躍を譲りました。
誕生当初には「カナちゃん号」という愛称はなく、車体前面にも愛称が記入されていませんでしたが、1987年5月半ばに愛称の一般募集がされ決まった愛称名です。当時、1000件近くの応募があったそうで相模原市内の方の応募から名前が決定されたそうです。
初代カナちゃん号は2種類の車体長が在籍し、それぞれ短いM尺(15台)・長いN尺(11台)で50cmの差がありました。

チューリップ付(よ112)…1998年に放映されていたテレビ朝日系の連続ドラマ「おそるべしっっ!!! 音無可憐さん」にて動物園バスとして出演した経緯があり、出演に当たっては通常の動物や風船イラストのほかに運転席側側面に「チューリップ」が一部分ですが新たにマーキングされました。1998年正月に同ドラマの第1回放映日(1月5日)に登場し、撮影後もチューリップは残り活躍しました。

まゆ毛付(と118)…この車に限っては動物イラストの顔に「まゆ毛」が後年追加されており表情がユニークになっていました。最初に確認できたのが2000年3月で、その後劣化により一部のまゆが剥がれて妙な表情になっていたのが印象的でした。

・せ23…綾瀬営業所はカナちゃん号誕生から1年半以上後の1988年12月24日に開設された営業所で、開設直前に藤沢営業所から転属した車です(元ふ118)。カナちゃん号では唯一の転属車でした。この車は綾瀬時代、当時の担当運転士さんの手によって車体の「カナちゃん号」表記の上に「神奈中」とレタリングされていた車でもあります。

・カナちゃん号は1997年9月のスヌーピーバス導入を前後して一気に14台も廃車が発生。当時はスヌーピーバスがカナちゃん号の後継車ということもあったからでしょうか。誕生から12年という比較的早い廃車ということもあって、各方面へ売却され、特に熊本電鉄ではカナちゃん号そのままの姿で走ったのは衝撃的でファンとしても大変嬉しいものでした。
その後、残った車も2000年11月までの3年間は廃車も出ずNOx減少装置も装着され各々元気に走り続け、最後に2001年12月まで残ったのが「は87」でした。
この車は最後の3ヶ月は綾瀬に貸出され営業運行され驚かされました。廃車後は厚木市内にある中古業者に引き取られ暫く佇んでいましたが、その後ニュージーランドへ旅立ちました。そちらでもすぐにSOLD OUTとなったようで今も元気で走っているのか気になるところです。


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